2010/08/04

からだの設計にミスはない 写本(p21〜22)

元に戻せばよくなるのだ

<昨日からの続きです>
でもね、皆さんがこの療法を理解してくれて、家庭の中で活かしてくれたら、お医者さんなんかいらなくなってしまうからー。奥さんとダンナさんがお互いにね、

「あんた、どっちが気持ちいいの、私が痛いところを押さえといてあげるから、気持ちのいい方へ動いてごらんなさい」
「どうも俺、背中のこの辺が調子が悪い。こっちへ動かすと痛いから、その時はその反対へ動かせばいいんだな」
「私、手伝ってあげるから、うつ伏せになってごらんなさいよ」
「じゃ、お願いするかな」
「どの辺が痛いのよ、この辺?」
「ああ、そこだそこだ」
「それじゃ、私がここに手をあててるから、あなた、息を吐きながら、痛いのが痛くなくなるようにからだを動かして逃げてみてよ」
「こうやってかな、三十六計逃げるに如かず、とはこのことか」
「どう、とにかく気持ちいい方に逃げればいいのよ、そうそう」
「ああ、痛いのがとれてきた、とれてきた」
というふうに、夫とか妻が、親と子が、彼と彼女が、友だち同士が、お互いに心を通わせて相睦み合ってやりあえば、世の中も平和になるんじゃないかなあ。

<私は四国の山奥で生まれ育ちました。四国はお灸が盛ん(多分、八十八箇所お遍路廻りのせいでしょう)で、じいさんや、ばあさんが近所の人を我が家に呼び、お互いにお灸をすえていたのを、覚えています。

また、私が小学生のころは、神経性胃炎に悩まされていたのですが、父親の指圧でいつも良くなっていました。
この体験が医療への道の礎になったようです。まあ〜随分と回り道になってしまいましたが・・・

父親が亡くなってから13年たちます。胆嚢を取り出すという簡単な手術のはずが・・・今でも、医療ミスだと思っています。
もう少し早く、この世界に入っておれば、父親に恩返しが出来たかもしれなかったのに、何か適切な助言を与えることが出来たのではないか・・・
と考えてしまいます。

とにかく、家庭内で健康管理をしていくのが基本です。
その真ん中に操体を置くことがベストだと思っています。
なぜなら、操体は自然法則の理を説き、しかも、100点満点でなくても充分。及第点を取っていれば、快適な人生を送ることができるのですから・・・>

今日はここまで、それでは ごきげんよう!

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