2010/10/15

からだの設計にミスはない 写本(p91〜92)

操体療法の基本形
操体C
患者は伏臥位をとり、全身の力を抜く(顔は向けやすい方で)。
術者は患者の足関節を持ち、膝屈曲を行って、臀部にカカトをおしつけるようにし、左右の感覚差を聞く。
→患者は膝屈曲によって、腰部・膝・大腿部の苦痛・圧迫・突っ張り感が生ずることがある。
→この動作においては特に次の反応に注目する。
●カカトが臀部につかない。
●ついても、おしつける時の感覚が他に比べて滑らかでない抵抗感が術者の手に伝わる。
●カカトがついて抵抗感もないが、患者には左右違和感が生ずる。
→この場合は下記の動作を行う。
①術者は患者の足首を持ち、膝屈曲位から下肢を伸展させながらそれに抵抗を与え、伸びきったら3〜5秒間保持した後、瞬間に脱力する。

②術者は患者の足首を持ち、患者が膝を体側に沿ってあげていくのに抵抗を与え、足先が膝まできたら3〜5秒間保持した後、瞬間脱力する。
→①②を同時に行わせることもある。

→初めはつかなかったカカトが、つくようになるか、以前よりは曲がるようになる。

<この2つの操法は、伏臥位でよく行われるものです。前者の伸展は、現在では、患者の左膝伸展を行う場合、術者は、左手で補助するようになります。
理由は、重心安定の法則つまり「足は親指、手は小指」を遵守するためです。
伏臥位で患者の左足が伸展する場合、足の親指は内側にあり、足首を術者が右手で持つと、患者の足の親指側に術者の小指側がいくことになります。
それは、2人の関係に置いて、安定充実を生むことになるのです。>

今日は、これから夜行バスに乗って京都へ出張にでるため、これくらいにしておきます(時間がない!!)
日記は、来週の月曜日から再開いたします。
それでは ごきげんよう!

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