2010/09/02

からだの設計にミスはない 写本(柏樹社p45〜46)

大徳寺での「東京操体フォーラム in 京都」が無事終了。
ホッとしている間もなく、来週から実技試験が始まります。
慌ただしい日々を再び送ることに・・・・・と思いきや、何故か落ち着いています。
(もっとも、今だけでしょうが・・・)

とにかく、積極的に生きていれば、運が付いてくると信じるようになり、開き直って生活しているようです。

この日記を付けることも、運を呼び込む要因かもしれません。

多くの人々に運をはこんでいる人に、私の友人であり、憧れの人である梅棹マヤオさんという方がおられます。
マヤオさんは、京都・美山町に居を構えて25〜6年。
20年前、私が美山で生活をするきっかけとなったのは、マヤオさんの存在です。
田舎生活を満喫しながら陶芸家としての活動をし、笑顔が素敵で温和な人柄は、様々な人々を引きつけます。

お父様は、2ヶ月前に亡くなられた梅棹忠夫先生。文化人類学の世界的な権威で、「文明の生態史観」は色眼鏡で見ていた歴史を、クリアーにしてくださる名著。グローバルな物の見方を教えて戴きました。
そんなお父様を持つマヤオさんですから、世界各国から友人が美山の山奥までやって来ます。
マヤオさんの奥様・美衣さんは、某大手ビール会社の社長秘書をしていた笑顔のすてきな料理の達人。

もうこのお二人の笑顔とおもてなし、そして、美山町で一番美しい茅葺き民家が、日本はもとより、世界各国から訪れる人々を魅了するのです。
美衣さんはお茶の名人でもあります。
ある時、「佐伯君もお茶をやったら?」と誘われ、いつの間にか、大徳寺・玉林院で羽織袴を着て、茶室案内係をするはめに・・・・

まあ〜そんなご縁がなり染めで、大徳寺・玉林院とお世話になるような間柄となりました。

月に2回、京都に通い、大徳寺・玉林院さんの茶室で施術をしている事って・・・・もしかして、もの凄い事!!

今回の「東京操体フォーラム in 京都」の準備をしながら、
ふと気づきました。そして、何度も、何度もマヤオさん・美衣さん・玉林院さんに「ありがとうございます」と言い続けたのです。

マヤオさん・美衣さん。来年は、三浦先生にお頼みしてご招待させて戴きます。
では、写本。

     うまいものを食い過ぎるな
食べ物は生命のもとだ。「食いものの恨みは恐い」などとよく言うが、誠にもっともなことだと思います。
しかし、物の食べ方にもチャンと法則がある、とさきほども言ったけれども、それをむしすれば、やっぱりからだの調子がおかしくなるということです。

例えば、動物はね、物を食べるのに、自分の行動範囲内の物しか食べない。一日のうちに行ってこれる範囲の物に限られる。
ところが、人間だけはそうじゃない。
船で、あるいは飛行機で外国の物を運んでくる。九州のドジョウがその日のうちに北海道で食べられる。又、一般に動物はその季節の物きりしか食べないが、人間だけは違う。
米や麦、芋類など貯蔵したり、塩や酢をつかって長く保つ工夫をし、ハウス栽培が盛んになって、一年中いちごや胡瓜が食べられるようになった。

<この本が出版されたのが、1978年(昭和53年)。おおよそ30年近く前です。高度成長期で世の中が大きく移り変わっていく時期でした。明治生まれで、2回の戦争を体験されておられる橋本先生が、食べ物の流通、保存法等に何かうさん臭いものを感じられるのは・・・やはり、原始感覚のなせる技・・・>
今日は、ここまで、では ごきげんよう!

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