2010/09/01

からだの設計にミスはない 写本(柏樹社p43〜44)

おはようございます。
今日は、朝からブログを書いていています。
本来なら、この時間帯、学校で勉強しているはずなのですが、臨時休校。
3年生の実技総合試験があるのです。
もう、昨日から学校はピリピリした緊張モード。白衣を着た3年生が、こわばった顔で往来しています。来年は、私もこの渦中にいるわけです。

とにかく、国家試験100%合格を目指す我が校。
夏休みを返上して、3年生の実技を鍛え上げ、その後の半年は、国家試験対策に当てているようです。
とんでもない学校に入学してしまったと思う反面、有難いなあ〜と、ニンマリしている私がいます。
というのも、この学校にいれば、私のようなものでも「何とか国家試験に受かる!」という光が見えて来るからです。

ニンマリついでに、私の人生に光が差し込んできている予感。

先日、20年前の職場の社長とお会いする機会があり、中村天風という偉人の話を伺いました。
名前だけは存じておりましたが、その人となりは知りませんでした。

社長の話から、中村天風氏は、生き神様と確信。
結核で余命数年と宣告され、世界中を駆け巡りエジプトのカイロで出会ったのが、インドのヨガの聖人カリアッパ師。
弟子入りし、ヒマラヤ山中で2年半修行し、天風哲学を作り上げました。その間に、病に囚われていた心を解放することで、結核という病を葬り去ったのです。

存在していることに感謝し、積極的に生きることを説くその生き方は、操体の創始者・橋本敬三先生と同じ。

この生き方こそ、運を呼び込むもの、私のブログにも運を吹き込みたいと思います。
それでは、写本。

呼吸と運動には、そのようにチャンと法則がある。この法則を知らないとケガをします。運動は息を呼きながらやる。吸う時には、運動神経が働きません。

剣道などでもスキを突かれる時、必ず吸う瞬間です。柔道にしても、この瞬間に技をきめられやすく、ギックリ腰も吸う時にやられやすい。
管楽器を奏する時、あるいはお経をあげたり、詩吟や歌をうたう時など、みな呼吸の法則に合ったやり方でないとうまくいきません。
よく「修養して腹をつくれ」と言うが、この「腹」も呼吸によって練れてきます。

私は患者さんたちに、毎晩眠る前に腹式深呼吸をするようにすすめています。夜寝る前に床の中でおやりなさい、と。

枕をはずして両手を当て、両膝を立てて軽く合わせます。その時、足先を少し内側に向け、爪先を軽く踏む気持ちになって、下腹をくぼませながら、できるだけ息を呼き切る。からだの中の息を全部呼き出すつもりで呼くのです。

そして、吸う時は下腹に吸うつもりで、ごく自然に吸ってください。これを毎晩床の上で十回くらいする習慣をつけるとよいのですが。

毎晩これを続けていますと、起きている時も、何か仕事をしている時も、いつの間にか腹に力が入っているようになり、落ち着きが出てきます。「腹」が練れてきた証拠です。

コツは呼き方にあります。とにかく充分に呼く。よく呼けば吸う方はひとりでに入る。吸う息のことに意を使うことはありません。
吸う息は素早く、呼く息は長く、です。

とにかくね、呼吸する時は背骨がみんな動いたら、内臓もみな影響うけるんです。呼吸の仕方一つでからだの中が変わり、人間が変わるということは、注目すべきことだと思います。

<からだと心を結ぶのが呼吸=息=生き、なのでしょうね。>
きょうは、ここまで、では ごきげんよう!

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