2010/07/29

「からだの設計にミスはない」写本(p11〜13)

20数年前出会った本「からだの設計にミスはない」橋本敬三著を少しずつ、写本していきたいと思います。
所々、私の感想を入れていきたいと思います。
この本のお陰で、今の私があります。

丁度、滋賀県にある精神科の病院で働いているとき、この本と出会い、独学で身体運動の法則を学び(今考えると、ゾーとします!)患者さんに教えたところ、評判がよかったのです!

それでは始めましょう!<>内は、佐伯の感想文


有難き生をうけ、生かされてはいるが、どうもうまく生きかねているのが一般だ。何か間違っている。間違ってはならぬ、大自然の理法がある。その理法はむつかしいものではない。楽しい快適な、簡単なものだ。
その波動に共鳴共振すると天国が開ける。天成りの道を知ろう。

<何かに行き詰まったら、この原点に帰ってみると良い!>

第1章 人間の設計にミスはない

日本は宝島

私の治療法をね、橋本式だとか、私が開発したものだとか皆さんがよくおっしゃいますが、これね、私が自分で発明したことなんか、何んにもありゃしない。全部、民間から頂戴したものです。
私は50年も医者っていう名前で生きてきたけれども、その間にね、私は現代医学のアカデミー、いわゆる西洋流の医学からは何にも得た物がなかった。

<ここまで言い切れる橋本先生の凄さが、最近やっと分かってきました>

私に知恵を授けてくれたのは、みんな町の民間の治療師や漢方医たちだったんです。
日本は宝島でね、宝がいっぱいあるんですよ。地理の上からみても、日本は大陸のふきだまりで、いろいろなものが大陸から吹き寄せられてくる。
この先はもう海に落っこちるだけとなれば、いいもの悪いものがどんどんとたまってくる。
古来からずいぶんと積もり積もってきたんだろうが、悲しいかな、どれが宝で何がガラクタかとんと区別がつかない。
なかには21世紀の全人類に福音となるような宝だって埋まっているだろうが、西洋から来たものだけが宝に見えて、古来から東洋に伝わり民間に残されているものはガラクタに見えてしまうんだな。
私はこのガラクタのように思われているものの中から、21世紀の人類へ遺す宝ものを頂戴いたというわけです。

<事実、橋本先生は古代文字、ホツマ伝え・カタカムナ文字の研究者です>

こんなふうに言うと、いささか誇大妄想のように思われるかもしれませんが、それは私が誇大妄想ということでなくて、事実、日本の中にそういう宝があったということなんですね。
それを私がちゃっかり頂戴して理解させてもらった、それだけのことなんです。

<東京操体フォーラムでは、古武術の大家・島津健治先生のご指導を受け、古来の医道を体験しています>

ですから、さきほどもいいましたように、橋本式治療法なんて特別なことのように言われると、何だかお尻がむずがゆつなって、どうも調子悪いんだ。
いろいろな人が私の所におしかけて来て勉強していきますが、その人たちにいつも私言うんです、あんまり橋本式って言うなってー。
それよりか日本が宝の国だってことを自覚しなよってー。
日本にはまだいくらでも宝があるんだけれども、みんなそれを拾って磨かないから、まるで宝の持ちぐされだよって。
私も始めはやっぱり西洋医学をやったし、気をいれてやった時期もあったけれども、そこで習ったものなんかは、あんまりありがたくないもんばかりだったね。
もっとも私が民間の方に目を向けたっていうのも、決して私が偉かったからとか、宝を見る目が初めからあったなんていうことじゃない。
私は若い頃、大学の研究室で神経生理をやっていたが、とうとう食いつめて民間の病院に飛び込んだ。
ところが、大学では研究ばかりで臨床をまるっきり経験していなかったために、すっかり現代医療に自信を失い、民間治療に目を向けたってことだから、私もあんまり自慢するほどのこともないわけだよなあー。

<橋本先生の謙虚な姿勢に惹かれます。医療従事者としてのお手本だと思います>

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