2010/12/13

からだの設計にミスはない 写本(p118〜112)

昨日は、操体の勉強会が終わり、友人と飲んでしまいました。
楽しいお酒で、ついうっかり日記を書くこと忘れてしまいました。
というところで、早速、小指に関しての写本に入ります。

ある相撲の話に、下駄や草履をはいて育たない二世は、相撲には駄目だとのことであった。
からだの重心の高い西洋人は、腰をおとすことの得意な日本人よりは倒され易い。
全体の重心の在り方が問題となる。
私は骨格を基盤とする人身の力学的な診療と治療とを提唱しているものであるが、からだの重心の在り方と全体の運動能率との関連性をどなたかに開拓して頂きたい。
スポーツ界にも医療界にも、エポックを期待出来ると、私は思うのです。

調息法
前にちょっと呼吸に触れた。運動中の呼吸の要領に関してであった。呼吸によって生体に必須の酸素の栄養を摂取するのであるから、好ましき環境の清浄な空気を深呼吸することは最高の価値であることはわかっているが、呼吸の仕方に
よって生体に及ぼす影響というものが左右されることを知る必要がある。調息法が古来研究されたのはそのためである。
腹圧を高める腹式呼吸をすると副交感神経が刺激されるようである。
胸式でやると交感神経が興奮してくる。迷走神経(副交感神経)を刺激すると心搏が緩徐になってくることは誰でも知っている。深呼吸しながら心搏を測れば、吸気の時よりも呼気の時の方がおそくなる。呼く時はどうしても腹の方に多くの力が入る。これを最大限に利用して腹圧をたかめるように深呼吸すればよいことになる。
<現在、呼吸法は臨床においても、日常においても大切な営みとして、様々な方法を試みています。我が師・三浦寛先生の新刊・皮膚からのメッセージ(たにぐち書店)に丹田の気を養う方法として、様々な呼吸法を紹介しています。この新刊本は、これからの新たな治療法、生き方を提言しています。
私のお薦めの本です。>
きょうはここまで、では ごきげんよう!

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