2010/08/14

からだの設計にミスはない 写本(p36〜38)

今日は、部屋を100%整理出来ました、ありがとうございます。

病名がついた時はもう遅い

私たちのからだはね、基礎構造が狂ってきて、少し捻れたり曲がったりすると、てきめんに気持ち悪くなる。
そしてそれをかまわないでおくと、働きが悪くなる。それをもほおっておくと、しまいに本当の中のものがくずれたり、はれたり、腐ったり、様々な変形が見られ始めるのです。

そういうような段階、つまり、第一段階、気持ちが悪い、第二段階、働きが悪い、第三段階、中のものが変質する、というような段階があり、現代医学の病名っていうのは、中のものが変化し、機会が壊れたということが証明されて初めてつけられるんです。

ところが、皆さん方は医者じゃないから、俺たちは今、第何段階だってことはわからない。
だからちょっとでも気持ちがわるくなったら、病気になったと思うのは当たり前ですよね。

「先生、私昨日から肩がこって、目まいがして、吐き気がするんだけど、どこか悪いんでしょうか」
というと、
医者は、
「そうですか、じゃ、調べてみましょう」とレントゲンをとったり、脳波をとったり、小便や血液とったりする。
「みたところ、何んでもないな、別に異常はないですよ」ということになる。

それでは困るんだなあ。
自分が異常を感じたから出かけて行ったんで、これはもう医者がわからないだけの話です。
一番わかっているのは、おかしいと思っている自分の方なのだが、
「まあ、医者がああ言ってるんだから大丈夫だろう」とか何とか言って、そのままにしておくと、急にお腹に激痛が」走って、又病院へ駆け込むことになる。

すると医者は言う。
「何で、こんなになるまでほおっておいたんです。胆嚢炎だ。肝臓もだいぶやられている。もう少しで危ないところだった」と。

これが現代医学なんですよ。考え方がまるで逆立ちしている。悲劇だね。

だから、皆さん、自分で気持ち悪いと思ったら、この感じは自分にしかわからないんだから、自分で処理するに限ります。
どこが気持ち悪いんだか、いろいろ動いてみて探し出し、そこから気持ちよい方へうまく逃げればいいんです。
それで治っちゃう。
こんなうまいことないですよ。人間のからだってそういうふうにありがたくできているのです。

私たちの先祖は、それをもうチャンと知っていた。確かに先祖は偉かったけれども、それを我々バカ子孫がいつまでも気がつかなくって、怠けておって、今、私たちはバカであったその報いを受けているということですね。

<柔らかい文体で、現代医学を痛烈に非難されているこの内容は、本当に奥が深い。
最近の現代医は、聴診器を使うこともしなで、益々数値を気にしはじめ、しかも専門への分化が進んでいます。
橋本先生流に言えば、バカ子孫が気づかないまま、暴走しているように思えます。
我々操体の3代目が、どのように操体を展開してゆくのか、手腕が問われる時期にきています。>

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