2010/08/18

からだの設計にミスはない 写本(p48〜50)

今日は、甥っ子が愛媛からやって来ます。
ところが、甥っ子、ケイタイを忘れてしまい、公衆電話から今さっき連絡がありました。
それでは、これからハチ公前に向かえにいきます。

甥っ子に東京案内できてありがとうございます。

息・食・動・想

文明ってね、人間がうまいことを考えて、いかにも便利になったが、どうもそこには自然の法則と合わないことがたくさんある。

生命体であるかぎり、自然環境に適応するように出来ているはずであるが、人間は他の動物と違って、知識にたよって判断しようとするので、どうしてもその生活のあり方が自然の法則にはずれやすいともいえる。

人間が生命活動を全うして生きていく様は非常に多面的なものであるが、自分に許された自然環境及び人為環境の中で適応し、自己責任として意識して営まねばならぬこと、絶対に他人に代わってもらうことの出来ない活動が少なくとも四つあると思う。

すなわち、呼吸、飲食、身体運動、精神活動(息・食・動・想)。

この四つの活動と環境との関連の上に人間の健康が維持されていく。言い換えれば、毎日の自分の生活が自分のからだをつくっているということなのであり、毎日の生活のあり方、つまり、一人一人のこの活動の営み方によって、各人のからだのあり方、健康状態がきまってくるということです。

だとすれば。私たちの生活をより健康で幸福なものにするには、この四つの活動の一つ一つをより深めていかねばならないが、それと同時に、これらはお互いに関連し合っていて、どれ一つ不十分でも健康といえません。

環境と生活態度とは同時相関相補的に連動しているのだ、ということを肝に銘じておかねばならないのです。
たとえ、からだを正常に動かしても、偏食したり呼吸が浅かったとしたら、やっぱり病気にもなりますし、無理な労働をしてからだに歪みが出来れば、たとえ、他の活動をいくら念入りにしようが病気になる、ということです。

故に一つ一つの営みの自然法則を究めて、それらを明らかにすること、そしてそれらを総合した全体的な目で生活のあり方を検討しなおしてみること、私たちが健康で気持ちよく生きていく上で、このことは常に心しておかねばならないでしょう。

私もこの「息食動想」について、個々に、あるいは全体的に考え続けてきましたが、今はっきり言えることは、個々の健康法に関しては昔からそれぞれの人々が開発してきているが、総合的アイデアが今までに完成していなかった、ということなんですね。
このことについては後章でくわしく述べるつもりです。

<この「息食動想」における自然法則は環境と対応し、同時相関相補的に連動するという思想は橋本哲学の基礎です。
この4つの自己責任の営みをそれぞれ及第点そして、環境も及第点ならば、健康な生活が送れるということです。
そして、医療従事者はそれぞれにおいて、高い得点が要求されることは言うまでもありません。切磋琢磨すべし!>

今日は、ここまで、あすから出張ですので、23日(月曜日)から日記は再開いたします。
それではごきげんよう!

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